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化学とファッション
をつなぐ

―時代の流れを読み解くことから生まれる最先端テキスタイルの発信—
合繊メーカーとして東レは多くの原糸をつくっています。しかし、糸をつくることだけが東レのゴールではありません。創業以来、東レは一貫して、原糸からファッションまでトータルで考え続けてきました。ものづくりのベースによる高付加価値製品による世界への発信、浸透をご紹介します。
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世の中が求める繊維を考える

1973年に国際見本市・商談会「プルミエール・ヴィジョン」は最高のファッションテキスタイルを提供することを目的として発足しました。
厳しい出展審査を通過した欧州のテキスタイルメーカーのみが出展し、世界のファッションテキスタイルのトレンド・リーダー的地位を築いてきました。
東レはパリで開催される「プルミエール・ヴィジョン」に日本の合繊メーカーとして初めて2004年9月に初出展し、ジャパンメイドの合繊の素晴らしさを欧州市場へ発信しました。

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PRIDE of GOUSEN®の発信

2005年から、ファッションファブリックにおけるマーケティング&マーチャンダイジングコンセプトとして、PRIDE of GOUSEN®を掲げてきました。日本のファッションマーケットがもつ豊かな感性と海外のハイエンドなファッション市場の情報力をプラスする。
そして、東レ独自の原糸・原綿・高次加工技術と日本の産地が極めた「織」「編」「染」の匠の技との融合により、合繊でしか表現できない高付加価値ファッション素材を開発し、PRIDE of GOUSEN®として国内外へ同時に発信してきました。
2000年代当時、ハイエンドファッションブランドには、多彩な風合いと独自の質感をもつマイクロファイーバーテキスタイルや、パウダー調のシルキーテキスタイルが、高く評価されました。まさにPRIDE of GOUSEN®といった発信の積み重ねが、開発から販売まで一貫して手がける東レの合成繊維独自のファッションテキスタイル“senbism”の礎を築いてきたのです。

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繊維の開発の種を創出する テキスタイルコーディネーターの存在

東レの婦人・紳士衣料事業部には、コーディネーターが在籍し、営業担当や研究担当と一緒に新製品の企画開発を行っています。化学とファッションの間をつなぐコーディネーターがいることで、糸からテキスタイルの開発、服の提案まで、すべてを一貫して行うことができるのです。
新しいファッションを提案するために、コーディネーターたちは、ものづくりにおけるクリエイティブな感性のインスピレーションとなるよう、様々な情報を集約し、日々、分析を行っています。

アパレル業界でデザイナーとして働いていた経歴をもつコーディネーターのひとりは、東レで行う服作りについて、「東レの技術力の高さをみなさまに知ってもらえるような、仕立て映えの良さを考えた洗練された服作りを意識しています」と話しています。

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情報過多な時代に、必要な存在であり続けたい

現在、技術の進化によって、多くのテキスタイルが生み出されています。
また、ファッションやライフスタイルも多様化し、選択肢も無数に増えています。
同時に技術の細分化も進み、専門家とそうでない人との分断も進んでいます。
このような時代において、情報を「編集」して橋渡しする役割は、ますます大切になってきています。
これからも東レは、新しい高機能な繊維を生み出すだけでなく、
それを使った新たなファッションやライフスタイルまでトータルで提案し、
新しい価値の創出を目指していきます。

Camifu® 記者発表

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